3年次、3科目目の「心理療法」です。
科目の概要
心理療法とは、「心理的援助の理論と技術に習熟したセラピストが、心理面での問題に直面しているクライエントに対して、面接によってその問題解決を援助する営み」と定義され、その方法論は多種多様な立場から展開されている。この科目では、主要な方法論を概観し、各々の理論的背景、学術的意義、面接の展開、具体的な方法などを学ぶとともに、その違いと共通点への理解を通して、心理療法という営みを学ぶ。
産業能率大学 通信教育課程シラバス(2025年度)
そのほかの概要は以下の通りです。
- 2単位科目
- 通学スクーリングあり・5月受講予定
- 認定心理士対応科目
テキストの読み方は次のようなアドバイスがありました。
①テキスト0章では「心理療法とは何なのか」、「セラピストは何をするのか」といった心理療法に関する基本的な事柄が記載されている。
産業能率大学 通信教育課程シラバス(2025年度)
②心理療法は精神分析を提唱したフロイト・ S.によって始められたと言っても過言ではない。テキストの1章は精神分析に関する内容が記載されている。これらは2章以降の内容を理解する下地となる知識なので、熟読してよく理解すること。
学習方法と学習時間
学習時間はSC前で、3.30時間でした。
基本リポート結果
当初、基本リポートを提出する予定でしたが、チームワークの心理学が思いのほかヘビーで時間がとれず…。提出しないままSCを迎えました。
スクーリング受講前の感想
- テキストの厚みは比較的薄めですが、文字サイズは小さめ。
- 0章~1章がとにかく長い!という印象。SC受講前は2章までしかノートにまとめられませんでした。
- ロジャースの面接技法はこれまでの心理学系科目でも何度か目にしており、本書でも開設されていますが、認知行動療法なども取り上げられています。とっても具体的。
- 序盤は、フロイト!フロイト!フロイト!アドラー!ユング!ユング!みたいな感じ。ひたすら人物の歴史みたいなのが続きます。人物の理解が捗ります。
スクーリング結果・感想
無事、合格しました!A判定をいただきました。

- 初めての通学SC!緊張しました!最初、間違えて別の教室に入っちゃった。
- 人数は40人強。女性多め。男性は私含めて10人も居ない印象。年齢層は30代以上が多いか。私の感覚ですが、40代~50代が多かったように思います。
- 講師の方は、独立して家族療法やブリーフセラピーを中心に活動されている方だそう。補助で入っていらした方もセラピストとして活躍されている方でした。
- 総じて良い講義でした。大きな発見は心理療法自体は1つではなくて、系譜があって、セラピストも専門とする系譜があるそう。医療向け・日常向け…とでもいうのでしょうか。知らずにカウンセリングを受けると「思ってたのと違う!」となって、クチコミでいうところの「低評価」付けられそうで怖いですね。
- リアルな話は聞けて良かったと思います。依存なんかも怖いですね、考えさせられます。個人でセラピスト活動しようと考えていた人は、今後の活動における参考情報としてはとても良かったのではないでしょうか。
- グループワークは頻繁にありました。何なら1時間か2時間に1回くらいありました。オンラインSCとは違って、表情が見えますからよかったと思います。結構、雑談も弾んだなと思います。この違いは何なんでしょうね。NVCかな?
- オンラインSCでは伝わらない参加者の「熱意」みたいなものが感じられました。みんなこんなに真剣に授業に取り組んでいるのかと。刺激になってよかったと思います。
- グループワークのメンバーには恵まれたと思います。事前学習がパネェ人も居ました。上には上がいるな…と実感。
- 最後に実習してみたんですけど、まったく上手くいきませんでした。笑えてくるレベルです
でも、現状理解ができてよかったと思う。
- 実例をたくさん見たくなりました。実例を見ない状態だと「会話の間が持たないよ…!」と思ってしまうような内容でも、実例をみたらできそうな気がしてきます。紹介してもらったDVDを入手したいですね。めちゃ高額ですが・・・。
- 眠気との闘いはありましたが、それは大抵、昼食後かビデオの時です
1日目の課題が無かったので、開放感で食べ過ぎてしまい、次の日は更に強い眠気に襲われました。レッドブルで少しでも覚醒時間を稼ぐ感じ
- 通学SCはあまり数がないので、皆さんホテルとか食事とか悩みそうなので、どこかで記事にしようと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
当サイトにおける著作権についての対応は「著作権のある画像や文章等の掲載について」をご覧ください。
当サイトで使用しております放送大学のロゴマークは、ウィキメディア・コモンズ経由でパブリックドメインの画像を使用しております。(放送大学, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で)